チャート見方とは?重要ポイントを解説

FX初心者がまず抑えておきたいのがFXチャートの見方です。 FXチャートには色々な種類がありますが、代表的なチャートにローソク足チャートがあります。使ったことがない人はローソク足チャートの見方がわからずにどう活用すればいいのか戸惑うことでしょう。 FXトレードで勝つためには、チャート分析で相場を読むことがとても重要なポイントになります。

FXのチャート分析とは何?

FXで成果を出すためにチャート分析で相場の動きを読むことが欠かせません。FXを始めたいと思った時に、必ず目にするチャートは一体どのように活用すればいいのか疑問に思う初心者は多いでしょう。

チャート分析の基礎知識

実際にFXで取引する時には、まず最初に確認するのが為替レートです。現在の「米ドル/円」の価格や「ユーロ/円」の価格がいくらなのかを調べるものです。 しかし、現在の為替レートの価格を見ただけでは、その価格が相対的に高いのか安いのか判断がつきません。また、この先価格が上がるのか下がるのか予測のしようがありません。 基本的にFXに限らず、金融商品は安い時に買って高く売ることで利益になります。FXの場合は売りから入ることも可能ですから、高く売って安く買うことで利益につながります。 売買タイミングを知るために つまりチャート分析が必要なのは、 今が買い時なのか売り時なのかを判断する これから上がるのか下がるのかを判断する というように相場の流れを読んで、売買タイミングを知るための材料になるのです。

チャートとは

上図は、最もベーシックなFXチャートで、1時間おきの為替レートの動きを表わしたものになります。 横軸 → 時間 縦軸 → 価格 チャートを見れば、現在の価格だけでなく過去の価格を見ることができて、どのような流れの過程にあるのかがわかります。 このチャートでは為替レートは上昇に向かっていて、現在の価格は一番高い位置にあります。このまま上り続けるのか下がり始めるのかチャート分析を行わねばなりません。

チャートは期間が選択できる

チャートの期間は数時間~数十年と幅広い期間を選ぶことができます。 1日の為替レートの動きを見る 1週間の為替レートの動きを見る 1カ月の為替レートの動きを見る 1年間の為替レートの動きを見る 10年間の為替レートの動きを見る 様々な期間における為替レートの動きを見ることで、今後どのように動く可能性があるのかを分析することができるのです。

ローソク足チャートとは

FXのチャート分析をしていくにあたって、非常に役に立つのがローソク足チャートです。 ローソク足チャートはキャンドルスティックチャートとも呼ばれるチャートの表示方法で、下記のようなローソクの形をしたグラフで表示されたものです。

ローソク足チャートとは

ローソク足チャートはFX、株式など様々な金融商品のチャートとして世界中で使われています。 このローソク足チャートには非常に多くの情報が記録されていて、相場を予測していく上で様々なヒントを与えてくれる素晴らしいチャートなのです。 ローソク足チャートの始まり ローソク足チャートを発明したのは、江戸時代の米商人’本間宗久’と呼ばれる人物です。世界中の投資機関・投資家たちの間で賞賛されているこの表示方法は、実は、米商人が米を取引する際にわかりやすく価格を記録した帳簿が起源になっているのです。 忙しかった本間宗久氏は、有益な米取引を行うために簡単に帳簿を付ける方法・管理する方法はないかと考案されたのがローソク足チャートだったのです。 ローソク足チャートから取引の流れや市場の動きがひと目でわかる、ということでアメリカの投資家が使い始めたのをきっかけに海外でも普及していきました。

ローソク足の基礎知識

最初に1本のローソクにはどのような情報が記録されているのかを解説します。 1本のローソクには、 始値 → 価格はいくらで開始したのか 終値 → 価格はいくらに動いたのか 高値 → 最高でいくらの値がついたのか 安値 → 最低でいくらまで値が下がったのか 以上4つの価格を1本のローソクでひと目で確認することができます。 ローソクの4つの価格 ローソクの陽線と陰線 それぞれのロウソクは2色に色が分けられています。ローソク足チャートの提供元によって何色が使われるのかが異なります。 一般的に使われているのは、 陽線 → 赤系、白 陰線 → 青・緑系、黒 で分けられることが多いですがチャートによります。とくに海外のチャートでは反転することもあるので最初にどの色が陽線・陰線なのか確認することが大切です。 陽線は価格が上昇、陰線は価格が下降したことを表わしています。陽線・陰線の区別が明確でないと全く逆の意味になってしまうため、正確な分析ができないので注意して下さい。 陽線と陰線で価格を見る 陽線は上昇 陽線は上昇 上記の陽線ローソクでは、価格はどのように動いているでしょうか。 始値 100円 → 終値 120円 安値 80円 → 高値 140円 価格は100円で始まって、安値80円~高値140円の間で価格が動いたことを意味しています。最終的には価格は120円で終わり20円上昇したことを意味しています。 陰線は下降 陰線は下降 一方、陰線では始値よりも終値が下がっています。 始値 100円 → 終値 80円 安値 60円 → 高値 120円 価格は100円で始まり、一旦は60円まで下がる場面や120円まで上がる場面もあったが、最終的に価格は80円で20円下がったことになります。 1本のローソクの単位を決める 1本のローソクは、 分足 → 5分、10分など 時間足 → 1時間、3時間など 日足 → 1日ごと 週足 → 1週間ごと 月足 → 1カ月ごと というように単位を選択することができます。 例えば、ローソク足チャートの表示方法で日足を選択した場合、1本のローソクは1日の相場の動きを表わしていることになります。1時間足を選択したら1本のローソクにて1時間でどのように価格が動いたのかがわかります。 陽線と陰線の割合を見る 単に陽線と陰線の区別がつくだけでも、チャートから相場動向を大まかに掴むことができます。 陽線が多いチャート 陽線が多いチャート 上記のように陽線が多いということは、相場に対する期待が非常に強いと見ることができます。前半で陽線が続いた後は大きく上昇しています。 上昇後も時々下降しながらも陽線が続いています。何か確固たる理由があって価格が上がると見る投資家が多いようです。この後も上昇する見込みがありそうだと判断することもできるでしょう。 陰線が多いチャート 陰線が多いチャート 反面こちらのチャートは陰線が目立ちます。上昇の気配を見せながらも投資家の心理が徐々に悪化して、売りを考える人が増えていることがわかります。 上がりそうだなと思いつつも何かが不安要素となっているようです。陽線が出始めるまで様子を見てみるのも1つの選択肢になるでしょう。 ローソク足の見方 ローソク足の見方 1本1本のローソクには複雑な市場心理が反映されています。 様々なタイプのローソク足があらわす価格の動きを見ることで、強気でいくべきか、ここは守りに入って様子をみるべきか、売買タイミングを検討することができます。 ローソク足で市場心理を読む ここでは、どんなタイプのローソク足があるのか、それぞれのローソク足の見方や抑えるべきポイントを解説していきます。 まず見ておきたいのがフルボディのローソクです。フルボディのローソクは上昇を表わす大陽線と下降をあらわる大陰線があります。始値から終値の上下に高値や安値の線がほとんどつかないローソクのことです。 陽線のロウソクのボディが長くなればなるほど、迷いがなく上昇へ向かったと判断できます。始値から多少前後はあったにしても真っすぐに高値に向かったことを表わしています。 相場に対して上昇への強い確信がある時に見られるロウソク足です。今後の上昇が見込めるサインでもあります。とくにこの大陽線が連続して出現した時には上昇への可能性が高まります。 こちらのチャートには大陽線がたくさん出てきていますね。こちらのチャートは横ばいで価格が推移していますが、価格が下がるたびに、フルボディの陽線ロウソクが出てきて価格を元の位置に押し上げています。 これは、価格が動かないため売却されながらも、価格が下がったのを機に購入する人が多いことがわかります。ちょっとしたきっかけで一気に上昇する可能性を秘めているといえるでしょう。 後半では大陽線が3つ連続で出てきています。その後は価格がジャンプしています。今後横ばい圏を抜けきって上昇に向かうと予測することもできます。 大陰線は上図のように陰線のフルボディのロウソクのことです。始値から終値まで下がり続けたことを意味しています。 相場に対する不安が大きく売られ続けた結果、このようなロウソク足を見せてしまいます。大陰線が頻繁に出現し始めると価格が大きく下降する恐れがあります。 大陰線が出てくるチャート例 大陰線が出てくるチャート例 こちらのチャートでは前半は陽線が多く好調に上昇を見せましたが、半ばあたりから大陰線が出始めています。これまでは強気だった市場に対する不安が大きくなってきているようです。 後半には大陽線が出て上昇に向かおうかとしていますが、最後のロウソク足は上昇しつつも大陰線であることから、さらに下降する可能性が否めません。 価格がある程度下がってきたため、市場ではこれからまた上昇に向かうかとの期待が見られたところです。しかしここで、何かの不安要素がこの相場を売りに向かわせているようです。 下影と上影が長いロウソク足 ロウソクのボディから上下に伸びる線は、その相場の高値と安値を表わしています。このように伸びる線は影、ヒゲ、テールなどと呼ばれています。 下に線が伸びるものを下影ロウソク足、上に線が伸びるものを上影ロウソク足といいます。 下影や上影はロウソクのボティが陽線なのか陰線なのかによって解釈が変わってきます。それぞれのパターンを見ていきましょう。 上影陽線 上影陽線 上影陽線は、上昇する理由があったにも関わらず売りの圧力が大きかったことを表わしています。一時的に買いが集まったけれども熱や早めに冷めてしまった場合に現れやすいロウソク足です。 ボディが小さめで結果的に価格はあまり変動していません。勢いに任せて買ったけれど早まったかもしれないとの市場心理が伺えます。 下影陽線 下影陽線 下影陰線は利益確定売りで一気に売られたけれど、価格が下がったのを機に買いが売り以上に出た場合に現れます。価格が下がるのを待っていた人が多いことを意味しており、下から押し上げる力が強く今後の上昇が期待できるロウソク足です。 上影陰線 上影陰線 上影陰線は陰線のボディの上に線が伸びているロウソク足です。一旦は高値まで買われて上昇したけれど、その後売りの勢いが強かったことを表わしています。価格が上がった時を狙って一気に売られた結果、売りが売りを呼び始値よりも売られてしまったケースです。 下影陰線 下影陰線 下影陰線は小さなボディの下に線が伸びているロウソク足です。これは上昇へ回復しようとしている時によくあらわれるロウソク足でもあります。ネガティブな要因によって売られ続けて下がりきった価格を狙って買いが入ったケースです。 ボディがないロウソク足 ロウソク足チャートでは、ボティがほとんどないロウソク足も出てきます。ロウソクのボディがないということは結果的に価格が動いていないことを意味しています。 ボディがない時には上に線が伸びているのか、下に線が伸びているのか、また、どの時点でそれが出現しているのかで解釈が変わってきます。では、どんなロウソク足があるのかを見ていきましょう。 クロス型ロウソク足 クロス型ロウソク足 ボディのなしのロウソク足でまず覚えておきたいのがクロス型ロウソク足です。安値から高値へと価格は変動しているのですが、最終的には始値と終値に変化がないことを表わしたものです。 これは市場に売りか買いか迷いがある時に現れやすいロウソク足です。トレンドが切替わろうとする時に見られることが多いです。上昇基調の時に現れると下げのサイン、下降基調で現れると上げのサインだといわれています。 T字型ロウソク足 T字型ロウソク足 T字型のボディがないロウソクは強い上昇のサインだと見られることが多いです。下に伸びる線が長ければ長いほど買いの圧力が強いことになります。何かの理由で売られ続けた相場でも、まだ価格は上がるとの確信が強い時に現れます。 逆T字型ロウソク足 逆T字型ロウソク足 逆T字型のロウソク足はこれから売りが始まるサインでもあります。上昇が期待されていましたが、材料が出尽くしてしまい買い意欲が減少しつつあることを意味しています。いまひとつ買いにつながる情報に欠ける時などに現れやすいです。 以下の記事からもロウソク足の基礎知識が学べます。合わせて参考にして下さい。 【初心者必見】FXチャートの見方。ローソク足やヒゲの意味と相場の捉え方を徹底解説 チャートの流れをトレンドで分析 チャートの流れをトレンドで分析 チャート分析を行う時には、1本1本のロウソク足の分析とチャート全体の流れを分析することが大切です。次に、チャート全体の流れからトレンドを見分ける方法を解説していきます。 トレンドの基礎知識 チャートを見る時にまず確認したいのがトレンドです。 トレンドとは、 価格が上昇へ向かう動きと価格が下降へ向かう動きを区別する相場の流れのことをいいます。 購入したい通貨ペアの相場が上昇基調にあるのか下降基調にあるのか大まかな流れを見ておきます。分足、時間足、日足、週足などどの期間で見るかによってトレンドは異なります。あらゆる視点から分析していくことが大切です。 トレンドにはまず大きく3つの種類があります。 上昇トレンド 下降トレンド 横ばいトレンド それぞれを図解入りで抑えるポイントなどを解説していきます。 1.上昇トレンド 1.上昇トレンド 上昇トレンドは上記のように価格が上下しながらも右肩上がりに上昇していく相場の流れのことをいいます。価格の下値と上値に線を引くとどの時点で「買い」「売り」なのか大まかな目安をつけることができます。 上の線をレジスタンスライン、下の線をサポートラインといいます。 レジスタンスライン レジスタンスラインは、この位置にくると価格が下がり始めるポイントになるラインのことです。レジスタンスラインは売りのタイミングを見る時に活用できます。 サポートライン サポートラインは、この位置にくると価格が上がり始めるポイントになるラインのことです。サポートラインは買いのタイミングを図る時に活用できます。 ローソク足のサインをチェック! では、この上昇トレンドのチェックポイントを見ておきましょう。 ①では価格が下がり続ける中、下影陰線が出現しています。これは上昇へとトレンドが切替わるサインになります。②ではT字型ロウソク足が見られます。この後も上昇しています。次に③では、上影陰線と逆T字型が登場し、上昇トレンドが終わったことを告げています。 2.下降トレンド 2.下降トレンド 次に、上記は下降トレンドの例です。概ねのところで上値と下値を2本の線を引きます。サポートラインを超えて下がる場面も見られていますが一定の価格帯で相場が推移しているのがわかります。 ①でははっきりした陰線が3本出て上昇トレンドの終わりを告げています。その後急落しています。②ではT字型ロウソク足と下影陽線が見られ一旦上昇します。そろそろ上昇トレンドに切り替わるのかなと予測できます。そして、③では下影陽線、T字型と続き上昇トレンドに切り替わっています。 3.横ばいトレンド 3.横ばいトレンド こちらのチャートは横ばいトレンドで、一定の幅から価格が動かないトレンドのことをいいます。サポートラインとレジスタンスラインを引いて、だいたいの価格の幅をチェックしておきます。 ①では高値が一気に伸びています。これがもしロウソクのボディだったらレジスタンスラインを超え上昇トレンドが始まるところでした。②ではサポートライン以下にボディがきています。これは下降トレンドが始まるのかなと用心していると、隣にクロス型ロウソク足、大陽線が出てきます。上昇に向かうサインです。 そして③では長い大陽線がレジスタンスラインを超えました。一気に価格はジャンプします。レジスタンスラインを抜けて上昇基調へと向かうこの③のポイントをブレイクポイントといいます。 FXだけに限ったことではありませんが、あらゆる金融商品の価格は常に上昇トレンド、下降トレンド、横ばいトレンドを繰り返して動いていきます。トレンドの見方とサポートライン、レジスタンスラインが分かれば、どこで売買すべきなのか目安になります。 さらに、細部のロウソク足をチェックすることでより勝率の高いチャート分析が可能になります。 ちなみに以下の記事でも、FXチャート分析の基礎知識を解説しています。合わせてこちらも参考にしてみて下さい。 FX初心者は絶対に知っておくべきFXチャートの見方完全版 まとめ まとめ FXで勝つためには、チャート分析が必要不可欠で、今回は基本的なローソク足チャートの見方について解説していきました。今回ご紹介した内容はチャート分析のほんの一部です。まだまだたくさんの分析方法があります。 確かにチャート分析なくしてFX取引を行うことはできませんが、チャート分析がすべてではありませんし、100%確実な分析方法は存在しません。あくまでも売買の目安にする材料の1つとして考えることが大切です。 とはいえ、チャートの見方がわかるようになれば大いに役立つのも事実。

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